【会社勤めしながら独学】電験三種合格 おすすめの参考書、勉強法【参考書選びが重要】
この記事をおすすめする方
- 電験三種を取得しようとしている
- 会社勤めであまり勉強時間がない
- どんな教材を使えばいいかわからない
- 独学で教材費を抑えたい
- 何年も勉強しているがコツがつかめない
- やる気がなくても取得は目指したい
こんにちは
今回は仕事柄、特別支給がある資格ということで、電験三種を昨年取得した際の参考書、勉強法についてまとめたいと思います。
※あくまでどうすれば合格できるかにフォーカスするため、学問の理解を深めるや点数を上げることは目的とはしませんのでご了承ください。
まずは資格勉強に関わる自分の特徴を述べます。
- 電気系学部卒
- 土日が休み
- 残業は通常2時間程度(残業時間は月30時間程度)
- 3回試験を受けて合格している(1回目:機械合格、2回目:理論合格、3回目:電力、法規合格)
- 毎度4科目とも合格を目指していた
- 電力、法規は資格の勉強以外でしたことはなかった。
- 大学時代も併せて、8年近く取得しようとしてから期間がかかっている
- (8年ずっと集中してたわけではなく、本腰いれたのは最後の2年程度)
- 通信教育、資格学校には行かず、参考書のみで独学した。
買った教材がこちら
参考書を探す場合は本屋で立ち読みして 使えそうだと選んでいるので、大きなはずれはないと思います。
【おすすめの参考書】
参考書と過去問のみの独学で合格できた自分のおすすめの参考書を一覧にします。
基本的には自分はこれで突破できたので、これのみでも最低限の合格点は臨めると思います。
・理論ーこれだけ理論
解説だけでなく演習も充実しており、解き方にフォーカスされているので、「ここの式なんでこうなるの?」や「この問題はどう手をつける?」に手が届く一冊です。一冊やり切れれば合格点とるには十分かと思います。
・電力ーみんなが欲しかった!電力
図やイラストがカラーで掲載されており、要点が簡潔にまとまっています。自分は電力は全く勉強したことがなかったので、初めて勉強される方でもわかりやすいと思います。
・機械ーこれだけ機械
理論と同じ特徴です。ただ機械は範囲が広くりかいしずらい分野もいくつかあったので、何度かやってもわからないところはスルーして他に力を注ぐようにしました。
・法規ーみんなが欲しかった!法規
電力と同じ特徴です。法規は特に図で説明しにくいのでほかの参考書でも文字が多く理解するのが難しい科目だと思います。それでもこれは比較的簡潔にまとまっており一番わかりやすかったのでおすすめします。
TAC社のみんなが欲しかった!シリーズは理論と機械は購入していませんが、電力と法規をやってみてとてもやりやすかったので、ほかの科目でも有効だと思います。なによりセパレートで問題集がついており反復学習には最適だったので、これを利用することを強くお勧めします。一から参考書を選ばれる場合最初にこのシリーズをそろえても間違いはないかなと思います。
これだけシリーズは問題の解き方が充実しているので、みんなが欲しかった!シリーズではわからないところがあるなら加えて購入する使い分けが良いかと思います。
理系のバックグラウンドがない、数学が苦手な方には以下もおすすめします。
数学ー電験三種 合格の数学
数学を忘れてしまっても項目ごとに初歩から復習でき、「電験ではこのように使われる」という所まで説明しているので問題を解いたときに「途中式」がなくて理解できない人におすすめします。
電力ー発電・送電・配電が一番わかる
自分は電力の勉強は資格勉強までしたことがないので、言葉を覚えてもイメージができなかったため参考として図や写真が豊富な本を買いました。これがわかりやすく説明されていると思います。
【勉強方法】
以下の流れで勉強するといいと思います。科目による違いはありません。
1.一度参考書を読んで概略をつかむ
2.参考書の問題を解く
・考えてわからない問題は解説を読んで覚える
3.2.で解けなかった問題に印をつけて解きなおす
4.3.を繰り返しほぼなくなるまでやる
5.4.を終了するか、試験3か月前くらいになれば過去問を解く(2.~4.の流れ)
6.試験直前は全体のざっくりした思い出しと間違いが続く苦手な問題の復習をする
ここで強調したいのは2.の概要を掴んだら早く問題を解いていくということです。特に時間が内容なら過去問をどんどん解く方が効率的です。理由は次の項目です。
【勉強のコツ、体験談】
勉強法としておすすめするのは通勤時間です。土日は休みなので時間自体はありますが、なかなかやる気になれなかったので基本、平日の通勤時間で勉強するように割り切って、最後の試験の半年前までは土日は遊ぶようにしていました。
確かに初めから本腰いれればもっと早く合格はしたと思いますが、今回強調したいのは、「参考書選びが重要」だったということです。
大枠の勉強法として有効だったのは、インプット中心から「アウトプット」中心にしたことです。これのおかげで3回目で合格ができたと思います。
参考にしたのはメンタリストDaigoさんの超効率勉強法です。
最後の1年まではインプットのみで、参考書を読むこと自体に時間がかかります。
そのうえ自分は忘れっぽいので一度読んだだけでは問題で思い出すことができませんでした。そのため、2,3回は各科目通読はしていました。それでも1,2回目の試験では電力も法規も合格には至れませんでした。
そんな中自己流のやり方に限界を感じていた自分は、メンタリストDaigoさんの本を見て「思い出そうとすることが記憶の定着に結びつく」ことを知り、参考書を読み込むことから過去問を繰り返すように方法を切り換えました。
結果的にこれが一番効果的でした。しかし、今まで過去問をあまりやらなかったのは覚えても電験は問題を捻ってくると言われているのであまり意味がないかなと思っていたからです。でもこの本の言う通り、あいまいな記憶を思い出そうとする方が記憶に残るようになり、問題の傾向もわかって一石二鳥でした。
しかし、何度か参考書で読んでいた内容とは言えなかなか最初は解けずにやる気が出にくかったです。そこでTAC社の問題集つきの参考書を購入しました。これが電車通勤時にやりやすかったのでこれが学習効率をより高めてくれました。最近出てきた参考書のようで勉強を始めた当初からあれば合格が早まったかもしれません。
【まとめ】
電験三種はなめてかかるとなかなか合格できませんが、どのようにすすめばよいか自分のやり方が固まれば合格は十分可能だと思います。
ぜひこの記事を参考にしていただければ幸いです。